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映画だったりそうじゃなかったりします。

2020年9月/10月の劇場鑑賞

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お久しぶりすぎて書き方を忘れたどころか正直存在を忘れていたブログ、ただいま。まあ、もともとマメに更新していたわけではないですが…。
最近はちょっと気温が落ち着いてきた感じがして、活動性が上がってきております。気持ちが違う。10月〜12月が一番元気なわたし、ちょっとずつエンジンかかってまいりました。
というわけで、9〜10月の劇場鑑賞予定作品まとめ、元気に行ってみようー!

違うか。


9月

はちどり
信頼できるフォロイーの皆様が絶賛していらっしゃった本作。予告のヴェールのかかったような映像が印象的でした。自分がどんなことを感じるか楽しみですね。

 

ディック・ロングはなぜ死んだのか?
もうタイトルというか名前から、尖った下品さを期待しております。連休前に仕事で不快な気持ちになる予定があるので(なんて予定だ…)くだらなさに救われる準備万端。

 

グッバイ、リチャード!
この邦題にしたからにはブラックなユーモアと人生ドラマ、社会に向けたメッセージがあるんだろうな…?と挑戦的な見方をしております。『レーニン!』の壁は高いぞ…。

 

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー

こちらもわがタイムラインで絶賛されている作品ですね。時代の変化を感じて泣いてしまいそう。PRの仕方で荒れていたけれど、こういう一歩一歩で社会の認識が変わっていくんですよね。

 

TENET テネット
インセプション好きとしては気になりすぎる作品。誰かと観るのもいいし、普段オプション付かないので観るのが好きだけどIMAXとか4DXでもおもしろそう…!


10月

人数の町
予告を見て惹かれた作品。ディストピアもの、好きですね。とくに人為的に作られたコミュニティものは大好物。コメディタッチなのも楽しみ。

 

mid90s ミッドナインティー
色あせたような色彩も相まって懐かしい子どもの頃に触れるような気がする予告でした。子どもの世界を描いた映画は、その頃の自分に会いに行く気持ちにもなります。

 

ハニーボーイ
父親との確執映画のようなレビューを見て、怖いながらもチャレンジしたい作品。あの頃の自分にもしっかり出会えそうで、『ジュリアン』を観た時の感覚が蘇ります…。

 

星の子
閉じられた宗教もディストピアといえばディストピアでいい気がする。ドラマ系の邦画を最近あまり観ていないので楽しみ。高良健吾が出演という情報で後押しされました。

 

朝が来る
好みのストーリーとキャストに予告だけでかなり惹かれた作品。「親」と「子」って結局わたしは気になるテーマなんだな…。


『マティアス&マキシム』、そして待ちに待った『フェアウェル』も10月に観られるかもしれません。
まだ情報が入りきっていない10月はとくに、観たい作品が増えると思うとちょっと多忙ですが、お仕事頑張りたくない期が来ているし(そもそも頑張りたい期があるのかは謎)久々に映画にどっぷり浸かろうかと。行動力湧いてくる秋ですし。

さっそく明日は早く仕事を終わらせて『はちどり』に駆け込みます。
ではまた。

馬を放たれるわたしたち

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こんにちは、きゅうです。

わたしの住む地域でも映画館が営業自粛を始めて少し経ちますが、根っこはおうち鑑賞大好きな真性インドア人間なので、想像より大丈夫な日々を送っています。ただ、劇場鑑賞用に手帳アプリで観たい映画の公開期間と時間をだだーっと登録してはタイムテーブルを組んでいたのですが、それはもちろん真っ白になりました。4月の鑑賞予定で挙げていた好きな監督の最新作が観られないままになってしまったのと、一週間を乗り越えた後逃げ込むところがなくなってしまったのが辛いな。家に逃げ帰り、好きなものをたくさん食べて保身しているので確実に太りました…。

そんな中、昨夜鑑賞したのが『馬を放つ』という作品。予告で気になっていてリストインしていた作品でしたが、キルギスの作品とのこと。キルギス?ぱっと場所も出てこない、文化もわからない、そのまま鑑賞。映像を見て「モンゴルのあたりかなぁ」となり、ムスリムの描写で「中東かなぁ」となり、観終わったあとに調べて答え合わせ。それくらい普段触れてこなかった国、知らなかった文化を、浴びることができるのが映画の良さだなあ。なんて考え始めたら眠れなくなりそうだったので、ゆっくり寝てからこの記事を書いています。

馬を放つ』の主題は伝統や歴史に基づいた信念を持つ主人公と村人たちとの軋轢にあるのかなと思いつつ、かといって「伝統重んじる派 VS 流行で生活変える派」みたいなストーリーでもないのでは、とも思う。主人公の信念は「歴史は重んじるもの」とか「伝統は変えてはならない」とか、そんな次元ではなく、もっと単純に「馬は放たれているべき」なのではないか。遊牧民として馬を相棒にしてきた歴史で培われた主人公の信念かもしれないけれど、彼の頭を剃ってくれたムスリムのように、同じ文化の中で生きてきた他人にも理解されないような世界が、彼の中には広がっているのだと思いました。そしてその信念や世界は周りが何と言おうとも変えることはできなくて、文化的にやってはいけないこと、というだけでは抗えないような衝動を生むものなのかな、とも。かと言ってみんながみんな自分の信念に沿って馬を放ったり牛を放ったりライオンを放ったり、欲求を放ってしまったら社会は崩壊してしまうわけで、全肯定するわけにはいかないのだけれど。

そんな、こちらが何と言おうとも目の前で繰り広げられる自分とは異なる信念、身に覚えがあるなと思ったら、それって映画じゃないですか。映画館に行けば異国の映画を2時間浴びられる。今ならおうちでアプリを立ち上げれば異国の映画が文字通り手に入る。もちろん映画は創作物なので、その中で描かれている生活や文化がまったくもって本当の姿というわけではないかもしれない、けれど、まったくもって作り物というわけでも絶対にない。この作品で言えば、イスラム教の教えや、男尊女卑、不倫はいけないことという考え方。当然のものとして、前提としてある文化は映画を通して観ている人にぶつかってくる。さらにその上で登場人物たちが信念に従って馬を放ったりしてくるわけで。わたしはそのぶつけられる文化や信念をどうするかといえば、ただ受け止める。2時間の間は怒ったり否定したりしても映画は変わらないので、ただ受け止めるしかないのです。受け入れるではなく、受け止める。納得しなくてもいい、ただ、「そういうものなんだ」と。

そういえばわたしはプライベートでも仕事でも、人と関わる時のスタンスはこれなのですが、映画を観ることで培われてきた考え方なのかもと気付きました。わたしはわたしの「馬を放つ」し、隣で全然違う「馬を放つ」人が居ても、ちょっと眺めてみる。自分の心にも良いのでこのスタンスで生きていきますが、変えなければいけない社会に対してだけはやってはいけないと思うので、そこには整然とした怒りをもって。

あーあ、こんな風に活用していたら、「馬を放つ」=「自分の信念を貫くこと」として日常的に使いたくなってしまうなあ。周りの人には伝わらないしちょっと気持ち悪がられそうなのでやめますが、映画好きさんは使っていきましょうね。

では、また。

 

選んだ映画がどこかで繋がっている現象

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こんばんは、きゅうです。
今日はおうち映画の選び方と、よくある偶然の話でも。映画好きあるあるなのかはわかりませんが個人的にはちょっとにやけちゃうあるあるなので、最近の鑑賞映画を振り返りつつ書いてみます。

 

先週からのおうち鑑賞映画は
『カフェ・ソサエティ
『アナと世界の終わり』
『アロイス』
ラースと、その彼女
ラ・ラ・ランド
の5本。全部ア段から始まるなあとかそんなことはどうでもよくて、この一見脈絡のない映画たちが、わたしの中では繋がっていますよ、というお話です。

 

まずウディ・アレン監督の『カフェ・ソサエティ』。ロマンチックなラブストーリーのイメージで、それはわたしが観たら好きなのに積極的には観たい!!とならないジャンル。わたしの中では優先順位が低いので、キャスト次第で観るかどうか決まってきます。この作品に関しても、お目当ては完全にクリステン・スチュワート。密かに憧れていましたが(実はトワイライトシリーズも全部観ていた)(例の咥えタバコのオフショットらしからぬオフショットが定期的にロック画面になる)(『パニック・ルーム』は意識せずに観たのでいつかちゃんとクリステンと思いながら観たい)(プライベートでよく着ているショート丈トップス+デニムを真似したい)(自分で思っていたよりめちゃめちゃ憧れてるじゃん…)先日の『チャーリーズ・エンジェル』で骨抜きにされ、出演作いろいろ観ていこう、と思ってのチョイスでした。
クリステンのクールな顔立ちと、ジェシー・アイゼンバーグのちょっと頼りなげな雰囲気がすごくバランスが良かった上に、切なくてロマンチックなストーリーも好みでした。そしてフォロイーさんから似た系統の作品として『ラ・ラ・ランド』が挙がって、ついに「観てみたいな」という気持ちに。

 

ここで違う角度からの映画セレクト。ストーリーから作る香りのETAT LIBRE D’ ORANGEからLA FIN DU MONDE「世界の終わり」にどハマり。名前だけ聞いてどんな恐ろしいストーリーかと思ったけれど、私たちが「世界の終わり」を目にするのは映画館である、という、もう映画と香水好きにはたまらない文面が。映画館らしいスパイスの効いたポップコーン、穏やかな現実の世界を表すようなオリエンタルな甘さ、スクリーンの中の争いを示すような火薬が現れる、魅惑の香りでした。「世界の終わり」を娯楽として消費していることになんとも言えない気持ちになりつつ、それっぽい作品が観たくなり、マイリストから選んだのが『アナと世界の終わり』。捻りはないけれど我ながらナイスチョイスで、いかにもLA FIN DU MONDEな映画でした。香りと映画に酔いしれて、幸福度の高い夜でした。
思い返せばどこかでゾンビ版『ラ・ラ・ランド』と言われていたような、と、ここでも少しつながりを見つけたりして。

 

『アロイス』を観たのは本当に偶然。あらすじをざっと読んでなんだか気になりリストに入れていたのですが、どんよりした空気で短めの作品が観たくて、サムネイルと90分という時間でチョイス。結果、大満足。じめっと湿度がありながら美しい自然と、2人の感覚が繋がる映画らしい描写。好きだなあと思いつつFilmarksで鑑賞済みに登録し、ざっと見たレビューの中に『ラースと、その彼女』の文字を見つけました。そうか、こっちはちょっと明るさのある不思議な恋愛なんだな、と、急に観てみたくなって。

 

そうしてたどり着いた『ラースと、その彼女』は、全く想像もしていなかったけれど、とても素敵なヒューマンドラマでした。びっくりするほど温かくて繊細で、ダッチワイフに恋したモテない男性の変わり種ラブストーリーではありませんでした。何度かタイトルは目にしていたけれど感想をちゃんと読むほどは気にしていなかった作品が、予想を遥かに上回る満足度でホクホク。
この優しい映画にはライアン・ゴズリングの繊細な演技(これまた個人的には意外でした)が必要不可欠だったな、すごいな、と思い、ここでついに気付きました。これ、『ラ・ラ・ランド』を観るための伏線なのでは。

 

そんなこんなで伏線を回収するべく、ついに、『ラ・ラ・ランド』を初鑑賞。あれだけ流行っていたけれど、やっぱりラブストーリーは優先順位が低いし、人気が出れば出るほど観たい気持ちが薄れる天邪鬼なので、今後も観ないかもしれないと思っていた作品。ミュージカルだしロマンチックみたいだし、ハッピーに終わりそうにないし、洋画好きだけじゃなくみんなが観ているのは「流行ってるから流行る」現象じゃん、と本当に斜に構えていたザ・嫌な奴のわたしです。心が汚れている…。
結果的には当時ではなく、観たいときに観て良かったです。オススメしていただいても自分でそれを選ぶ日まで全然観ないという、すごく自分勝手な選び方をしているわたしですが、なんだかそれがすごく大事なことに思えたのでした。簡単に言えば「その日の気分で」なので、取り立てて何か言うほど、こんなふうに長々ブログを書くほどのことではないかもしれないけれど。適当に選んだつもりでもその作品を選んだことに意味があって、無意識のうちにいろんなことを考えたり、刷り込まれていたりするのだろうな、と。

 

この選んだ映画がどこかで繋がっている現象、みんなにあるあるなのか聞いてみたいけれど、経緯を説明すると長すぎて飽きられてしまいそうなので、勝手に一人で語ってみました。あーつかれた。満足したので終わります。
ではまた。

2020年3月/4月の劇場鑑賞

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こんばんは、きゅうです。
年度の変わり目ではありますが、わたしは今年はほぼ関係なく、むしろ明日から4月なんて実感もなく、相変わらず忙殺されております。
さて、最近毎月できている劇場鑑賞月記、3月4月もいってみましょう。まずは3月鑑賞作品から。

 

『his』
『初恋』
『オリ・マキの人生で最も幸せな日』
チャーリーズ・エンジェル
『37セカンズ』
ザ・ピーナッツバター・ファルコン』
『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』

 

とくにお気に入りは『初恋』でした。バランスの良い面白い邦画に出会うと嬉しくなって、鑑賞後のそんな興奮は昨年の『孤狼の血』を観た後に似ていました。同じ作品を劇場で観るってほぼないことですが、この作品はタイミング合えば行きたかった…!
チャーリーズ・エンジェル』ももう一度観たい!となった作品で、もともとおもしろい!な映画が刺さるタイプではなかったけれど、エンタメ作品が刺さる3月でした。
見逃しで悲しかったのは『グッドライアー 偽りのゲーム』です。行こうと思ったら終わっていたので、上映終了に気付きにくいシネコン嫌い…!となってしまった。チェック不足のわたしが悪いんですけどね。目安だけでも教えてほしいなと思ったり。

 

そして4月、上映延期作品も多々あって、まあわたしが楽しみにしている作品にはあまり影響なさそうかな、なんて悠長に構えていたら、とくに楽しみにしていた『デッド・ドント・ダイ』。悲しい。とても悲しい!もちろんこのご時世、仕方ないことなので我慢ですが、気が滅入りますね。心を先にやられそうなので、感染対策はしっかりして、上映があるうちはできるだけ映画館にも行くつもりです。そんな観たい作品リスト。

 

『ダンサー そして私たちは踊った』
『名もなき生涯』
『子どもたちをよろしく』
レ・ミゼラブル
『スケアリーストーリーズ 怖い本』
『娘は戦場で生まれた』
WAVES
『ロングデイズ・ジャーニー この世の涯てへ』
『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』

 

なかなか重たい作品が多い気がするので、おうち映画は軽めにいこうかなと計画中です。『デッド・ドント・ダイ』に負けず劣らず長いこと楽しみにしていた『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』も4月末にやっと観られる予定となっております。観てから読もうとユリイカも購入済みでそのままにしてあります。もしこれ観られなかったらかなりしんどいなあ。

コロナの影響ですべてがちょっとピリピリしていて情報だけで気が滅入るし、かといって無視もできないので、自分の身は守りつつ、心も大事にしていきたいところ。こんなときこそ取捨選択しっかりしていきます。
読んでくださったあなたも、自分と自分の大事な人の心と体を大切に、無事でいてくださいね。


それでは、また。

『初恋』

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きゅうです。こんばんは。

ひさびさにがっつり感想を書きたい、というか、何か活動したい!みたいなアドレナリン出るタイプの好みな映画を観たので、心の赴くままに。『初恋』!
ネタバレ無く書くつもりですし、ネタバレが致命傷にならない作品ですが、内容にはどうしても触れるので未見の方はご注意を。

 

まず鑑賞時のわたしのコンディションは、「毎日残業した一週間の極め付けに、心のすり減る案件を月曜に引きずったまま週末を迎えるところ」でした。金曜日なのにアンハッピー、どうにかして!みたいな気持ちで、縋るように映画館へ。
結果、大復活。なんならあと2日くらい仕事できるメンタルに。
何がそんなに良かったのでしょう。

 

天涯孤独の主人公と親に売られて薬中のヒロイン、ありがち。裏切って出し抜こうとするヤクザの若者と組む悪い警察、ありがち。なんだかよくわからないけど巻き込まれて結果ラブストーリーに、ありがち。
思い返してみれば設定がぶっ飛んでいるわけではなく、むしろお約束のつくりで、お約束ということは「結局みんな好きなやつ」なのです。これが面白くなるかどうかはキャストと演出にかかってくるかな、と。

 

そんなキャストと演出。個人的に最高でした。ビジュアルは大好きだけど好みの作品かなあ…となりがちだった窪田正孝をついに堪能できました。脇を固める染谷将太大森南朋も、素材良し・設定どストライクで目の保養映画でもありました。パンチの効いた演技で光っていたのはベッキー。モコモコパンツで暴れまわる彼女に、振り切ってくれてありがとう!と謎の視点からメロメロになっていました。
完全にわたしの感覚ですが、普段好んで観る静かな映画の中ではちょっとくどく感じるお芝居の役者さんたちに、三池崇史監督との組み合わせがぴったりでした。今打ちながら『ケータイ捜査官7』なんて懐かしいドラマを思い出してニヤニヤしています。
バキバキのアクションを盛り上げる躍動感のあるカットとSE、散りばめられたコメディ要素の中に、ヤクザ映画らしい胸の熱くなるようなロマンと「締めるところは静かに締める」日本らしい演出のスパイス。普通に作ってド派手にできた終盤のあのシーンを、クールに攻めたのもカッコよくて嬉しくなってしまいました。
物語を繋ぐ鍵になるような小ネタ、みたいなものがある映画は強いなと思っていたのですが、本作もしっかり。ちょいちょい出てきてはストーリーを動かしつつ和ませてくれるコミカルな彼がいい仕事をしていました。

 

最近はもちろんそんな大きな括りで「つまんない」なんて思ったりはしませんが、数年前までは完全に洋画派で、実写化と恋愛ドラマしかない邦画つまんないな、などと口には出さずとも感じていたわたし。『パラサイト』フィーバーで邦画下げをたくさん目にして、「おもしろい邦画もたくさんあるよ…」とこっそりモヤモヤしていたこのタイミングで、こんなにおもしろくてクールな邦画が公開になることがすごく嬉しくて、なんだか誇らしく思います。
ここを見ていて「これだから日本の映画は…」なんて人はいないだろうなと思いつつ、もしいるならばぜひ観てくれ!と思わずにいられません。比べて語れるような2本ではないけれど、『日本の映画』と『韓国の映画』なんて雑な物言いをする前に、楽しんでみてほしいな、なんて。

 

無駄に元気になってしまったのでいろんなことを考えて余韻に浸っていますが(笑)もちろん何も考えずふらっと観てただ楽しむのもぴったり。もし公開期間中に心折れそうな日があれば、彼が傷口に擦り込んだように、わたしもこの作品をまた心に擦り込んで無敵になるぞ。

 

お陰でかなり気分良く週末を迎えられそうです。
では、また。

2020年2月/3月の劇場鑑賞

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きゅうです。こんにちは。
例年通りあっという間の2月でしたが、うるう年なので2月のまとめができる…。ありがとう2月29日。

 

まだまだ異動を引きずって忙しい日々で、気を抜くと心が無になってしまう瞬間が多くて、2週目くらいに一度危ない感じがしたけれど、うまくごまかしてやり過ごしました。我ながらあれは偉かった…!ファッションとか美容とか、もともと生活に根付いて好きなものたちにも全く興味が湧かなくなる怖さに震えていたけれど、先週くらいから調子が出てきて、ひさびさに服が欲しくなったり。見た目のことを気にできているときって心が安定しているという実感があるので、そのあたりのモチベーションは大事にしていきたいですね。

 

さて、そんな中でも案外映画には行けていた2月。鑑賞予定はコンプリートです!

ジョジョ・ラビット』
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
ハスラーズ』
『音楽』
『Red』
『ミッドサマー』
『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』
『さよならテレビ』

 

感想残せていなかった作品について。
『音楽』は「音楽映画」とかではなく、『音楽』というタイトルがまさに。映画とかアニメとかそういうくくりから出たアートでした。シュールさと坂本慎太郎ボイスの相性の良さでたくさん声出して笑ってしまったし、いちいち音がかっこいいし、音を音楽にしていくときの心理がすごく可視化されていて鳥立ったし、と大満足なのでした。
対して『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』は「音楽映画」としてとても良かった!漁師のお兄ちゃん、おじさん、おじいさんたちの歌を通して彼らの生活を描いていて、ほっこり笑えて癒されました。しかし、終盤本人映像が流れて「バンド」だったことに驚き。劇中ずっとバンドじゃなくてアカペラじゃん…と思っていたけれど、実際の彼らはアコーディオンとかギターとかを使っていて。いや、映画化で話を小さくしてる!!バンド好きとしてはかっこよさに大きく違いがあるので、ぜひやってほしかった…。


さてさて、3月の劇場鑑賞予定はこんなラインナップ。

『初恋』ただただ、楽しそう。
『his』予告の時点で胸がヒリッとしました。
『コンプリシティ 優しい共犯』まだ観ていないけれどタイトルがトゥーマッチ感。
『オリ・マキの人生で最も幸せな日』ある視点部門、いつも好みなので、ね。
『グッドライアー 偽りのゲーム』演技が楽しめるどっしりした作品だと期待。
『37セカンズ』ツイッターTLで絶賛のツイートを見かけた気がします。しっかり本気で臨みたい作品。
『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』3月のミステリー苦手説検証枠。現時点でワクワクはすごくしております。
ザ・ピーナッツバター・ファルコン』予告を見て惹かれ、タイトルを聞いてすごく惹かれ。つまりなんなんだかわかっていませんが、語感がすごくいい…。観るまでには調べよう。

あとは『スキャンダル』チャーリーズ・エンジェル』で強い女を適宜摂取し心を強く保つつもりです。大きい映画は上映期間長くて助かるなあ。

 

3月は大いに心を守ってまいります。人と会う予定も珍しく組んでいるので、気持ち落とさずできるだけ前向きに。例年3月は胃をやられているので今年は気をつけたいですね。

あとは110%くらいで仕事して、昼休みをちゃんと取ってツイッター見たいな…。昼休みに見ていたんだなツイッター。(笑)

 

それでは、また。

2020年1月/2月の劇場鑑賞

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こんばんは、きゅうです。

仕事が多忙を極めた1月、あっという間に最終日になってしまいました。良い金曜にするため映画待機中のカフェタイムでざっくりまとめと2月の鑑賞予定を。

 

『家族を想うとき』

『読まれなかった小説』

『ある女優の不在』

『パラサイト 半地下の家族』

『シュバルの理想宮 ある郵便配達員の夢』

『へヴィ・トリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル!』

そして今から『ロマンスドール』を観ます。

平日行こうと思っていたら毎日間に合わなくて『マイ・ビューティフル・デイズ』は観られず…。よく働いたよね、頑張りました。

 

2月、観たい作品目白押し。

ジョジョ・ラビット』よくわかってないけどツイッターで盛り上がってるのを流し見して観たくなったところ。

『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』特別クリエバファンではないけど白のケーブルニットがあるので #セーターを着てナイブズをみよう に乗っかるか悩み中。

ハスラーズ』素直に、良い女が見たい。

『音楽』実は2月イチ楽しみにしています。坂本慎太郎の声も絵もつくり方もテーマも、楽しみすぎる…!

『さよならテレビ』以前『人生フルーツ』のあまりの良さから気になっていた東海テレビのドキュメンタリー。しかもテレビ局の内部を描いた作品という攻め方!期待大。

『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』予告でおじさんたちが楽しそうに歌っていたので。

『ミッドサマー』明るいのが怖いって革命。

『Red』フライヤーの確かにRedなビジュアルに惹かれました。

 

さて、今日映画館で1月を締めくくって、明日久しぶりにファーストデーする予定。素敵な映画ライフを送るぞ。

ではまた。